2015年7月。
BELGANAL1st.『ヘルメスの媚薬』
三浦佑介さんとBELGANALは出会いました。
そして2nd.『裸火』
3rd.『蛇を産む』
3作品連続で、演出をお願い致しました。
BELGANALにとって架け替えのない人であり、林田沙希絵にとっては、沢山の事を学ばせて頂ける有難い師匠のような存在です。
BELGANALを一緒に育ててもらった。そう言っても過言ではありありません。
4th.『gokko』は当初、私が演出をしようと思っていました。
昨年の冬から脚本を始め、改稿を繰り返し、4月末に出来上がった脚本は、書き始めた時の内容とは全く違うものになりました。
脚本の中に私がやりたいことをすべて詰め込んだ結果、ある思いが自然と込み上げました。
「三浦佑介に演出して欲しい」
公演を決めた去年の秋頃、三浦さんには「今回は自分で演出してみたい。見てて欲しい」そう伝えてました。
「いいですねー。頑張ってください。応援します。」そう言ってくださいました。
そんなやり取りがあった手前、少し悩みました。
しかし、どうしても演出して欲しくなってしまった私は、ダメ元で「演出しない?」と連絡しました。
それ以前から、脚本については、三浦さんに沢山のアドバイスは頂いていて、書き上げた脚本を「この本面白いですよ、演出楽しそう」と仰って下さっていたので、正直下心もありました。
しかし、そうは言ってもお忙しい方です。
ドキドキしながら返信を待っていると、
「やりますよー」
返信を待っていた時より、胸が高鳴りました。
そこからは正にフルスロットル。
稽古2回目で通しをし、その上で脚本のブラッシュアップもしてくださり、gokkoという物語は深く掘り下げられ、世界がどんどんどんどん広がっていきました。
役者陣の士気もたちまち上がり、意見交換がより一層活発に行われるようになりました。
三浦さんへの信頼感が日に日に増す稽古場は、熱気が立ち込めております。
私林田がお客様に見せたい世界を三浦さんに提示し、それを三浦さんが押し広げ、より魅惑的な世界に替えて、私たちに見せてくれる。
そんな刺激的な毎日を送っています。
5月18日㈮から、渋谷宮益坂十間スタジオにて、『gokko』開幕します。
是非とも観て頂きたい。
皆様の御来場、心よりお待ちしております。
『gokko』Trailer
youtu.be/JR9o_n8GdJY